元来より人には敵対心というものが存在します。
私には、嫁の妹の彼氏という立場に収まった人物にコテンパンに負けたという過去があります。(いや、よく思い返すとあれは負けていないな。そう、チュートリアルみたいなもんさ)
今日、彼がやってきました。
何やら怪しげなボードゲームを持参して。
その瞬間、私の脳のシナプスは全開に煌めき、「ははん。自分の得意分野でねじ伏せにきたわけか。小癪な」という天啓が降りてきました。
だが、所詮彼は年下!!年上の私に何一つ勝っていることなどないはず。(すごい自信)
よかろう。膝をつき、「こんなはずでは・・・」と項垂れる彼を見るのもまた一興だろう。
ゲームは義理の妹の進行で筒がなく進行。
運ゲーだと聞いていたが、運も実力のうちと信じてやまない私の心はメラメラバーニング。
冷静を装うのも大変だぜ。
私がこんなに深謀遠慮を張り巡らしているというのに、嫁はなぜか私の邪魔をしてくる。
「おいおい、ハニー。たかがゲームじゃないか、熱くなるなよ。」と軽く一蹴。
私の敵は奴一人!他の者なんてどうでもいい!!私はお前を倒すためにここにいるんだ!!!
冴わたる私のダイスの目、状況を読んだ適切な判断、心理学を駆使したテーブルトークで心を惑わす。
完璧だった。今日の私はいつにもまして完璧だった。(きっと嫁も惚れ直したはず。わかるんよ。目を見ればね)
結果は一勝一敗。
彼の得意ゲームでありながらこの戦果は上出来では???
つい熱くなりすぎちまった。まだまだだな、私も。
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